計画を考えるための最初のポイント

2016.01.28

 ものづくり補助金の申請には、事業計画書の作成が必要となります。では事業計画を考えるときにまずどのようなことを考えればよいでしょうか。今回は、最初に事業を考えるヒントとなる6つの質問をご紹介します。

<計画を考えるための6つの質問>

1.なぜ事業を始めるにいたったか(経営者が2代目以降の方であればなぜ入社したのかも考える)

2.事業を通じて実現したいこととは

3.事業において悩んでいる事や痛みはなにか

4.自社の強みを活かして解決できる社会的な課題や問題点はなにか

5.資金や人の制約がないとしたらどんな風に事業を展開したいか

6.この補助事業が完了したら次のステップはどのような取組みか

 普段事業の将来について考えていても書面に落とし込んでいる企業は中小企業ではあまり多くないのが現状です。今回をきっかけに、自社の事業を見つめなおすとともに、常識や現状の課題にとらわれずの思考の制限をはずして今後の展開を考えてみましょう。

また、実際に書類を書くときのポイントは、理想を設定し解決策を考えることです。

将来こうなってほしい、こうなればいいな、という理想と課題を設定し、それに対する解決策を考えます。理想と現実の間にあるギャップをいかに埋めるのかを整理して書き出します。

例)

現状、A製品を1日100個作っている(現状)。その製品を理想でいえば200個作りたい(理想)。そのためにはあと100個増産する必要があるが現有設備では対応できない(課題)。1日200個作れる新しい設備に更新することで生産量を増やす(解決策)。

ものづくり補助金の計画書の策定の際は、導入したい設備を決めている企業が大半です。その場合、設備を導入することでなにが解決されるのかを考えそれに対する理想と課題を設定することで、一貫性のある計画がまとまります。

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