IT導入補助金 採択率を高めるために注意しておきたいこと

2021.12.10

2021年のIT導入補助金の最終締切となる5次締切の期限が12月22日と発表されました。

最終締切に向け、申請準備を進めている事業者様も多いかと思います。

 

さて、支援事業者様によっては何割も不採択になったということもお聞きします。

採択率の高い支援事業者様と、採択率の低い支援事業者様、違いはどこにあるのでしょうか。

不採択が多い支援事業者様は、チェックを入念に行っていないことが往々にして見受けられます。

 

採択されるためには、入力ミスをなくした上で、

「補助事業者様の現状の課題を明確にし、導入するITツールでその課題をずばり解決する」

申請内容を作成する必要があります。

 

ポイントは、計画内容に「一貫性」があるかどうか。

補助金でITツールを導入することに合理的な理由があり、計画が妥当であるという「一貫性」のある内容にまとめる

必要があります。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

この言葉を多用したのはプロ野球の元監督、故 野村克也氏です。

IT導入補助金に置き換えると、「採択に不思議の採択あり、不採択に不思議の不採択なし」と言えるかもしれません。

 

IT導入補助金の場合、このポイントを外せばほぼ確実に不採択になるという点がいくつもあります。 

補助金はいわゆる「ペーパー試験」です。

面談したりプレゼンしたりするわけではなく、書類を記入し提出するだけで審査は行われます。

審査には公開されている基準があり(審査項目や加点項目等)、それに即していれば点数が取れる、つまり採択されやすくなります。

しかし、基本的な情報をおさえずになんとなく申請して、採択、不採択が運任せになってしまっているIT導入支援事業者、補助事業者の方を多くいらっしゃいます。

採択率を高めるためには、細部にわたって要件や内容をチェックすることが必須といえます。

 

また、IT導入支援事業者の方が、補助金の全体像を把握していないこともよく見受けます。

そのために、手続き不備が発生することや交付決定後にトラブルになることなどもありえます。

申請から補助金の採択(交付決定)がされて、入金されるまでのプロセスの把握をしっかり行うことが、
トラブル回避のために必要です。

申請から入金まで、不明な点やあやふやな点があれば、事前に調べて確認しておくとよいでしょう。

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